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2012.09.03 22:30

こんばんは、kita@大興奮中です。

とりあえず、このCMを見てください。
『トヨタマークX TVCM 娘の恋篇30秒』

失恋した娘をドライブに連れ出し、慰める父親(佐藤浩市)。
実際、こんな素敵なパパがいるのかどうかは甚だ疑問であるが、
まあ、微笑ましい構図のCMである。

しかし、私にとっては微笑ましいどころの話ではなかった。
なにせ、私がこのCMを見たのは、土曜の朝、掃除の真っ最中のことで
騒音の為に、浩市氏が冒頭に発した『もっといい男見つけろよ』という
台詞のみしか聞き取ることが出来なかったのである。

それが良くなかった、いや良かった、いやいや、やっぱり良くなかった(ハッキリしろ)
『もっといい男見つけろよ』
この台詞だけを聞いて、あとは騒音に掻き消された30秒の短くも濃密なひとときに、
ワタクシの脳は、自動的に音速で妄想を大展開。

事実は、先述の通り『父親と娘』という関係を
『会社の上司と、彼に惚れているその部下』という
大いなる勘違いをもって見てしまった。

だって考えてもみて下さいよ、浩市氏(いい男)が上司で、かつその部分がユウヒさんだった場合・・・。
(せなじぇいでも良いんですけれど、ユウヒさんの上司っぷりったらない)
つうか、私の中ではすっかりそうなってしまい、またアホな小話まで書いちゃったんですよ。
(あらゆる意味で万死に値する自分)。

以下、『恋外プレゼンツ・私の上司はユウヒさん篇』をどうぞ。
(もう私の妄想のみが先行していて、内容もオチもありませんので、ご了承下さい)


土曜の空は、皮肉なほどに晴れていた。
車は海岸沿いの道を滑るように走り抜けて行く。
黙ってハンドルを握る彼の隣りで、私は所在無く唇を噛んだまま、ただうつむいていた。
初めて乗った彼の車の助手席。
きっと明日には、このシートで、左手の薬指に彼との印を刻んだ女(ひと)が、微笑むのだろう。
分かっていたはずだった。惹かれまいとした。
それでも、日毎(ひごと)に熱を増す思いは止められなかった。
その物静かな声が、無造作に私の名を呼び、ときに触れるほど近く広い肩を寄せ、真剣な眼差しで私を導く。
もう限界だと思った瞬間が、幾度あったことだろう。そのたび、私は必死に自分を冷まし、諌(いさ)めてきた。
その危うい糸が、とうとう途切れたのだ。
それは些細な出来事がきっかけだった。
あるとき、小さなミスで落ち込んでいた私の肩に、彼が、無言でそっと手を置いた。
ほんのひととき、私に触れた大きな掌(てのひら)が、私の理性を甘やかに溶かし、千切った。

告げてしまおう、この胸にたぎる思いを。
思い切って誘った、土曜日のプライベート。仕事の悩みと理由をつけて。
彼は快く時間を割いてくれた。
けれど、いざこうして二人きりになってしまうと、言葉が出てこない。
このままでは、終われない。終わりたくない。
時間を止めるように、私は腕時計の盤面を撫でると、顔を上げて、口を開こうとした。
そのとき。
彼が言った。
「もっといい男、見つけろよ」

見抜かれていた―。そう感じたときには、既に溢れた涙が止まらなくなっていた。
「・・・俺よりもって、言うんですね」
「いくらでもいるさ」
それならば、今、流れる涙は、誰の為のものだというのか。
しかし、静かに微笑む彼の横顔が、優しい答えのすべてだった。
私は結局、何を言うこともできず、ただ頬を濡らして、流れ去る景色を見つめた。
眩し過ぎる海と果てない空に、秘めてきた思いがゆっくりと溶け出していく。
そのかたちが淡くなるまで、車は私をあやすように走り続けた。


=あとがき(というか言い訳)=
いつも以上に中身が何もありませんでしたが、
私としては妄想全開で書けたので、満足です(ホントにアホ過ぎる自分)
お読み下さった方、ありがとうございました!

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